今回の旅でびっくりしたことの一つは、
どこもかしこも“イースター”一色だったこと。
イースターとはキリストの復活祭のことで、
キリスト教徒の方々にとっては
一年の中でもとても大きなイベントの一つとのこと。
日にちは“春分の日のあと最初の満月後の日曜日”で、
年によっては最大で一ヶ月も違ってくるそうです。
当日は家族が集まって食事をしたり
(メインディッシュはハムが定番なのだとか。)、
子どもたちにとっては、
生命の象徴を意味する卵を探し当てるエッグハントや
多産で知られるうさぎをモチーフにした
チョコレートをプレゼントしたりと、
春の訪れを楽しむ意味もあるようです。
今年は、帰国後の日にちだったこともあって、
せっかくの機会だから何か体験できるものをと思い、
卵を染めるデコレーティングキットを
お土産に買ってきました。
写真のようなクラシックなものから、
グリッターやキャラクターものまで。
どれも1〜3ドルくらいだったかな。
なかには卵を染めるためのタブレットや
デコレーション用のシール、
卵を引き上げるための針金などが入っています。
そして、今年は4月16日(日)がイースターで、
ちょうど友人たちと半期に一度恒例の
フリーマーケットを開催する日だったので
子どもたちと一緒に楽しむことにしました。
まずは色のタブレットをカップに一個ずつ入れて、
お酢を大さじ1入れてから、水を注いで色水作り。
そういえば、このキットと同じ販売コーナーに
もれなくハインツのビネガーが置いてあって、
その時は「?」でいっぱいでしたが、
今回ようやく意味が分かりました。(笑)
小・中学生女子一同は「わぁ〜きれい〜♪」と、
この時点で大盛り上がり。
おばちゃん「買ってきてよかったぁー!」って
思いましたよ!(笑)
その後は、家で茹でてきた卵を一個ずつ入れて
30秒ほどしたら引き上げて乾かします。
そんなかんたんに色がつくの!?と思ったけれど、
本当にあっという間にきれいに色がつきました。
手前の卵のように、
あらかじめロウソクで模様を描いておくと、
その部分が染まらずに残ります。
使っている色素も食用で認められているもので、
卵にヒビさえ入っていなければ、
なかに色移りすることもなく。
一方で、自然食品スーパーのホールフーズでは、
ビーツやベリーなどの野菜や果物から
色素を抽出して卵を染めるための
ワークショップもあるようで、
卵の染めかたが掲載されています。
にしても!
そこまでしてもやっぱりイースターには
卵を染めるものなんだ…!
という、時代は変わっても
伝統的な風習を重んじる姿勢を尊敬すると同時に、
私ももっとひな祭りや鯉のぼりの意味を理解して
きちんと祝って楽しまないと!と反省しました。
「異国を知ることは、自国を知ること。」
旅に出て、いつも痛感させられることの一つです。
卵はその後、各自持ち帰って
夕飯の食卓に並んだとのこと♪
我が家も久しぶりにゆで卵をモグモグ食べたけれど、
改めて食べたらなんだかとても美味しかった。(笑)
いい想い出になりました!