2014年の営業は12月20日(土)をもちまして終了しました。
今年も県内外からたくさんのお客さまがご来店くださり、
また、「空ストアー」も日本全国の方にご利用いただき、
本当に本当にありがとうございました。
店頭では、今年はとくに
県外からのお客さまにお立ち寄りいただく機会が増え、
日本各地のすてきなお話をたくさん伺うことができました。
また、韓国や台湾など国外からのお客さまもいらしていただき、
沖縄観光の新しい一面を体感することもできました。
「きのストアー」は、沖縄本島のなかでも
いわゆる“観光ルート”と呼ばれる場所からも外れ、
ふらりと寄っていただくようなところにはありません。
オープン当初、近所の方々に気軽に寄っていただけるお店を
目指していた私たちにとって、
“わざわざ”遠方から足を運んでいただくことに
気負いがなかったというと嘘になります。
ただ、来てくださるお客さまとお話をするうちに
私たちに求められているのは、
今までと何ら変わらない普段の姿だったように思います。
いつも恐縮する私たちにかけてくださる言葉は決まって
「
(こんな場所にこんなお店)だからいいんじゃないですか〜!」でした。
東京から沖縄に住まいを移して、
早いもので10年の月日が経ちました。
今では“訪れる沖縄”を感じるのは難しくなっていますが
こうして県外からのお客さまとふれあうことで
当初私たちが沖縄に求めていた癒しの部分に
「きのストアー」が少しでも貢献できていたら
それ以上に嬉しいことはありません。
また、「空ストアー」については
まだシステムがきちんと確立しておらず、
ご利用に際しご迷惑をおかけしてしまったかと思います。
それでも頼んでみたい、食べてみたいと思ってくださったことに
今はただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
今後はホームページで通販のページを設けるなど、
もっと気軽にご注文いただける方法を考えたいと思っています。
通販に関しては、直接お会いできずもどかしい面もありますが、
その分、お菓子をお渡しして終わってしまう店頭販売とは違い、
お菓子のその後の感想をメールやお手紙でいただくことも多く、
いちばんうれしいな、と思うのは
「退院した母と一緒にいただきます」
「こどもが生まれたばかりで、その合間にいただいています」
「夫にはないしょで独り占めしています」
「家族でジャンケンで決めています!」など
お菓子の周りにあるシチュエーションを教えていただけることです。
私の頭の中の浅はかな想像でしかありませんが、
それぞれの光景を想うと、胸が熱くなります。
これからも全国各地で少しでもお役に立てますように。
*
店頭も空ストアーも
来年もいつもと変わらない姿勢で、
けれど新しい何かも感じていただけるように。
オープン当初から変わらないテーマ
「懐かしくて、ちょっと新しい」を目指して
日々精進したいと思っています。
長くなってしまいましたが、
日々に追われてなかなか言葉でお伝えできない気持ちを
今年一年の締めくくりに書かせていただきました。
今年も一年、ありがとうございました!
そして来年もどうぞよろしくお願いします。
あ!いちばん大切なこと!
新年は8日(木)より営業いたします!!
きのストアー
牧野 洋介/さくら