こんにちは、レモン君です。
今回は先日飲んだイタリアワインのお話。
先月末に
41歳の誕生日&結婚14周年を迎えることができました。
「よし、記念のワインを飲もう!」ということで
今年も我が家の"食器棚"という常温のワインセラーから
1本チョイス。
(ちなみに、昨年のワインは
こちら)
Geremia '97 Rocca di Montegrossi
Toscana IGT 100% Sangiovese
(FirenzeのEnoteca Alessiで買いました)コルクがぽろぽろだったので心配したのですが
ワインは立派に活きていました!
明らかな甘い香り。
プラム、黒糖、キャラメル。
そして、まだわずかに酸味が残っていて
それがさらに甘みを際立たせる。
加えて、煙草やシナモンのニュアンスが上品に感じられ
状態は素晴らしいワインでした!
このGeremiaというワイン、
調べてみると今はメルローとカベルネの
ボルドーセパージュになってることがわかりました。
でも、僕が飲んだ97年はサンジョベーゼ100%って書いてある。
「なんでかな?
キャンティのサンジョベーゼ100%認可がらみかな…」
などと飲みながら呟いていたら、
またひとつワインの思い出が甦りました。
僕の前職のホテルには「ワインセミナー」がありました。
ホテルのソムリエがゲストにワインをレクチャーするセミナー。
当時のソムリエールが担当していたのですが
一人しかいなかったので、代役が必要とされていました。
で、イタリアワインが好きだった僕に白羽の矢が。
僕はソムリエでもなく、ただ飲むことが好きなだけだったので
それはもう緊張の連続でした。
そんな僕ができることは
「イタリアワインって楽しいですよね」
っていうことをゲストと共感することだけ。
「みなさん、キャンティって赤ワインご存知ですよね。
実はそのキャンティにも長い歴史がありまして…」
なんてことをコルクを抜きながら話していたことを
久しぶりに思い出しました。
ワインの味は
やはり僕に人生の一頁を思い出させます。
気がつけばワインとは20年以上の付き合い。
「これからのいい思い出をつくるためにも
もっとワインを飲まなくちゃね!」
と、しれっとした顔で隣に座っている妻に
声高に言ってみたのでした。
ではまた、42歳で!!