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今日のストアー

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最後に見た夕陽


シアトルで過ごした冬の10日間。
「雨の街」と言われるシアトルで、奇跡的に晴天だった最終日。


夕方、ホストのBethさんから、
サンセットを見る機会があればぜひ!と
おすすめしてもらったGolden Gardens Parkに行きました。



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時刻はちょうど夕陽が対岸のオリンピック半島に沈む頃で
それはそれはとっても美しいサンセットでした。


地元の人たちもたくさん来ていて、
ランニングをして眺める人、カイトを揚げながら眺める人、
はたまた車のトランクを開けて
毛布に包まりながら本を片手に眺めるおしゃれなお兄さんまで
スタイルはじつに様々!
どんよりとした冬のつかの間の晴れ間を
思いっきり楽しんでいるのがとても印象的でした。



旅の締めくくりはいつも同じ想いで、
「もっと自分らしくていいんだ」ということ。

我が家は店をやっていて、しかも3日しか開いていない。
みんなそれを「なぜ?なんでもっと開けないの?」と言います。
でも私にしてみたら
「なぜ?なんでもっと開けないといけないの?」と思うのです。
店をフルで開けても、週に3日しか開けなくても、
私の仕事に対するモチベーションは一緒、
いや、それ以上だと自分では思っています。


夕陽は一日のうちでほんのわずかな時間しか
見ることができません。
もし一日中、空が夕陽だったら…?
人はわざわざ海岸線に車を走らせ、肩を寄せ合い、
空を見上げるでしょうか?


店主も、お客さんも、
限られた時間を慈しめるお店にできるように。
延いては、仕事も、家庭も、そして人生も。
限られた時間だからこそ頑張れるし、
いろいろな変化があるからおもしろいんだと思うのです。


夕陽のように万人を惹きつける魅力はないけれど
一人でも多くの人にわざわざ行きたいと思ってもらえるように。
輝く夕陽を眺めながら、身を引き締めたひとときでした。





なーんて「かっこつけてる〜」と言われそうですが、
我が家の旅は最後までいつもドタバタ。

レンタカーを借りたときに
助手席にぽつりと置かれた道具。


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「あらあら〜整備の道具置き忘れてるし」と思いながら
トランクに放り込んでおきました。



そしたら、冷え込んだ帰国日の朝、
表に出るとフロントガラスにびっしり霜がついていて…


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出勤前の近所のみなさんが、
この道具でガリガリしながら朝の挨拶をしていてびっくり!

知らないっておそろしい…と思いながら
トランクの奥から例の道具を引っ張り出して
霜を剥がした我が家です。
(もんじゃみたいに!笑)




シータック空港は旅の玄関口としてとても魅力的な空間。
そこに集う人々の“旅”という名のエネルギーが
いっぱい詰まった宝石箱のように思えるのは
空港らしからぬ繊細なフレームだからなのかな、とも思います。


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そう遠くない日に、また旅に出ると思います。



自分の中で何かのベクトルが働くならば、
たとえそれが“みんな”と違う方向でも
誰の目を気にするともなく迷わずそちらへ向かうと思います。
思い悩んで留まるほど、人生長くはないと思うから。










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by kinostore | 2015-02-15 09:51 |
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