先日、いつもお店でお世話になっている
クロネコヤマトのドライバーさんが
かりゆしを着てお店にやってきました。
手に見慣れない箱を持って。
「創業30周年の記念品なので
よかったら受け取ってください」と。
空ストアーで毎週お世話になっているとはいえ
こんな小さなお店にまで…と申し訳ない気持ちになりながらも
お言葉に甘えていただきました。
包みを開けると、かわいらしいピンクの箱に
バターケーキがズラリ。
もしや…と封を開けると、焼き印があのクロネコ!!
かわいいー!
…と家族でひとしきり盛り上がり、おいしくいただきました。
同封されたカードを見ると、
このお菓子を作っているのは
「スワンベーカリー」とのこと。
この「スワンベーカリー」、
クロネコヤマトの創業者である、故・小倉昌男さんが
障がい者の低賃金労働脱却のために設立した
ベーカリーチェーンなのだそうです。
1998年に銀座店が第1号店としてオープンし、
現在では直営店3店、チェーン店は全国各地に25店以上とのこと。
そして、働いている障がい者の方たちも、
全店で300名を超えているそうです。
スワンベーカリーの名前は、小倉氏が
みにくいアヒルの子と思っていたら
じつは白鳥(スワン)だったという
アンデルセンの作品がヒントになっているそうで、
生みの親としての愛情が伺える店名だなぁと思いました。
*
クロネコヤマトのこういった社会への取り組みは、
2011年の東日本大震災の復興支援
(宅急便1個につき10円を寄付)で
マスコミにも大きく取り上げられましたが、
それ以前にも社会的支援に積極的だったんだなぁと、
今回のことで改めて思い知らされました。
きのストアーのお菓子を「空ストアー」として
県外の方に召し上がっていただけるようになってもうすぐ一年。
この一年間で、北は北海道から南は与那国島まで
全国各地にお菓子を送り出す機会に恵まれました。
これもクロネコヤマトさんなくしては
決して実現できなかったことです。
たくさんの出会いを支えてくれた感謝とともに、
これからも沖縄の空気をたくさん県外に運んでくださいね。
沖縄ヤマト30周年、おめでとうございます!